「破産」の検討は早めに始めるべき!

このブログを始めて約半月、
初めてトラックバックが入った。
こんなブログでもリンクしてくれるところがあったことが、
正直これほどうれしいものだとは思わなかった。
「うれしい」という感情を、久し振りに思い出した気がする。
サイトを拝見させて頂いてびっくりした。
「倒産」に関する記事を、よくもまあこれほど集めたと、
ただただ感心するばかり。
そこからあちこちサーフィンさせてもらったが、
世の中には結構ひどい倒産があるようだ。
「倒産」はどれもひどいのだ・・・と言ってしまえばそれまでだが、
「従業員の退職金が出ない」倒産が結構多いようだ。
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自己破産の申請が受理されるには3つのパターンがあるが、
「支払不能」・「支払停止」でなくとも、
いわゆる「債務超過」状態でも、立派な(?)破産理由である。
中小企業で「退職引当金」を積んでいるところは多くはないと思うが、
従業員全員の退職金を今、払えるかどうかは、
計算してみればいつでもわかることである。
「これから間違いなく払えるようになる」と
確信を持って言えるのでなければ、
引当金」を計上して「債務超過」を顕在化させ、
「自己破産」を選択する道も検討すべきであると思う。
売上の季節変動等があると思うので、
資金がある程度潤沢な時期を見計らう必要はあるが・・・。
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会社は経営者だけのものではないし、
(個人的意見としては)株主だけのものでもないと思う。
少なくとも未公開企業なら、
株主は経営者一族が過半を占めているのではないか。
ここまで来たのも従業員あってのことと考えたら、
「再雇用先」と「退職金」を手当したうえで
今までの経営のリセットも早めに考えた方が、
結果的にはいい場合が多いようにも思う。
(自分自身の「結果」は、まだ見えないが・・・)