お盆の「棚行(たなぎょう)」

今日、菩提寺の住職が「棚行」に来てくれた。
菩提寺のある故郷のお盆は8月だが、
今住んでいる東京のお盆は7月・・・。
自宅も含めて故郷の土地・建物は全部売ってしまったが、
菩提寺はもちろん残っている。
毎月、母の命日近くには墓参りに行っているので、
お寺にも引っ越したことは伝えてあったが、
わざわざ東京のお盆に合わせて来てくれた。
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破産した会社も東京ではなかったが、
自宅も処分しなければならなくなったとき、
どこに引っ越ししようかと考えたら、
東京が一番いいだろうということになった。
破産件数が東京が一番多いので、
処理が速いだろうとの読みもあった。
会社が東京でなくとも、
同時に破産する代表者の現住所が東京なら、
ともに東京地裁の管轄で申告できる。
(「破産法」5条6項の関連土地管轄)
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今住んでいるところもいろいろ便利でいいし、
まわりの環境も気に入っているのだが、
やはり400年続いた故郷の「イエ」というものにも、
なんとも言えない求心力を感じている。
2年後のこのマンションの契約更新までには、
なんとか戻りたいと考えている。
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「破産法」を一通り読んだので、
今度は同じ伊藤眞の「民事訴訟法」を読み始めた。
手続法はなんとなくつまらないが、
上記の「管轄」など、わかるとおもしろい。

民事訴訟法

民事訴訟法