書店は生き残れるのか?

この3日間、久し振りに多くの人と会うことになり、
身体的にはかなりの疲れを感じたが、
逆に精神的には不思議な高揚感があった。
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19日(月)は、今、仕事をお手伝いしている、
書店のボランタリー・チェーンである「志夢ネット」のオーナー会があり、
7社の社長さん達が一堂に会した。
20日(火)は、その母体である全国の書店の勉強会組織:
「日本書店大学」の5月例会があり、
上記の7人を含め、久し振りに昔からの学友に再開した。
ここで文春の名女川役員に、第1講(「これで雑誌が売れる」)をお願いし、
第2講は明日香出版の石野相談役のご紹介で、
北海道から不破俊輔さんをお迎えし、講演をして頂いた。
不破さんは、今月、明日香から出版された、
「なぜ会社は大きくすると潰れるのか」の著者である。
この本と不破さんについては、別途書きたいと思っている。

なぜ会社は大きくすると潰れるのか (アスカビジネス)

なぜ会社は大きくすると潰れるのか (アスカビジネス)

最終の第3講は、いつものように田辺聰(あきら)学長にお願いした。
田辺学長は、作家:田辺聖子氏の実弟である。
21日(水)は日本書店大学の出版社訪問で、「文芸社」をお訪ねし、
その帰り、お世話になっている「ポプラ社」に立ち寄った。
文芸社」では、草思社の渡辺役員にもお会いできたし、
ポプラ社」では、久しぶりに坂井社長とお話することもできた。
3日間で合計:30人位だとは思うが、
これだけの人と会うのは、実に久し振りのことである。
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いろいろな人と話した中で、3日間を通じて感じたことは、
「書店経営がますます疲弊してきている」ということである。
学友店の数も目に見えて減ってきているし、
話の内容も、暗いものが多かった。
先日、学長のお宅に伺った際に、学長から、
「あんたは書店については勿論だが、
コンピューターについてもよくわかっているんだから、
これから生き残っていける書店のビジネスモデルを作れ!」
と、言われたが、
時間はあまり残されていないのかも知れない。
一度は降りてしまった舞台だが、
これが天命なのかも知れない。