情報化社会は人間の心まで豊かにするか?

2チャンネルからリンクして、
企業経営者の釈明会見のTVを、
YouTubeで見た。
YouTubeセカンドライフが日本語で使えるのは、
確かに便利だと思う。
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情報がほしい時に手に入る社会は確かに便利だが、
その便利さと引き換えに何か失ってないだろうか?
 映画館で観た「ハリーポッター」も、
 DVDで観る「ハリーポッター」も、
 これから配信で観られるだろう「ハリーポッター」も、
コンテンツ自体はまったく同じはずだ。
でも「情報」は同じでも、
受ける「感動」は違うような気がする。
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実際に「本」を読んで自殺を思いとどまったり、
映画館で「映画」を観て感動したり、
あるいはライブでアーティストの演奏を聴いて勇気づけられたり、
といったことが、
これからのネット社会で増えていくのだろうか?
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情報がいつでも入手できる世の中になって、
「生活が豊か」になってきたかもしれないが、
「心が豊か」になってきてはいないような気がする。
すぐに結果を求められる「経済至上主義」のもとで、
人間性が失われていくのと同じ構造のような気がする。
1つは「効率の追求」の中でなくしてしまうもの、
もう1つは「情報」と「コンテンツ」の違いがあると思う。
でもデジタル・データでやりとりできるなら同じかな?
著者や監督・俳優、あるいは作曲家・歌手の心は、
同じように伝わるのだろうか?
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「人々の心を豊かにしたい」という本屋を始めた時の理念は、
コンテンツ配信でも通じるのだろうか?
「これからどうしよう」と思ったとき、
ふと考えた。