2か月ぶりに破産管財人と会う

昨日は破産管財人から、
「事務所の残置物の換価処分が終わり、
 残りの書類等はすべて廃棄処分にするので、
 必要な私物があるなら取りに来るよう」言われ、
2か月ぶりに会社へ行った。
あらかじめ「絵本の一部は放棄してもらえないか」とお願いしておいたら、
ビジネス書はすべてブックオフへ売却したようで、きれいになくなっていたが、
子どもたちへの読みきかせのための絵本は別にとっておいてくれていた。
・・・・・・
管財人から過去の経過に関していろいろ聞かれたが、
根本的な立場の違いからくるギャップを感じた。
管財人の立場からは会社は高く買ってもらった方がいいが、
買う側からは当然安く買えるにこしたことはない。
高く買ったら利益を出すのがそれだけ困難になる。
本屋の場合は本の値段も粗利率も一定のため、
利益を出すためには経費を抑えることになる。
一番大きい項目が人件費なので、
会社を高く買ってしまったら、それだけ
社員の給与は低く抑えられる可能性が高くなる。
残った社員の今後のことを考えたら、
高く売れなくともいいというのが、
倒産社長の本音であったと思う。
当然、管財人には言えなかったが・・・。