アマゾンの「アフィリエイト」挑戦

やっと「アフィリエイト」に挑戦できるところまで来た。
10年前の1997年5月、アメリカに書店視察に行った時、
コーディネーターの長谷川昌幸さんから、
「アマゾン(もちろんアメリカ、日本は未上陸)が、
こんなことを始めた」と教えてもらった。
当時は画期的な仕組みに思い、かなりの衝撃を受けたので、
帰国後、出版社・書店の仲間に報告した記憶がある。
今はだれでも「アフィリエイト」と言えば、
アマゾンから始めるケースが一般的ではないかと思うが・・・。
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みんながアマゾンの「アフィリエイト」をやりだしたため、
前ほど儲からなくなったと感じている人は多いと思う。
しかも「3%しか貰えない」と・・・
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実はリアルの書店で、経常利益が3%を超える書店は、
優良店であり、それほど多くはない。
多くの在庫を持って、売れなくなったら返品作業をし、
お客様からの注文品に気を使って・・・
それでも3%の利益を上げられないでいる。
一切の在庫を持たず、人も使わず、配送もアマゾンにやってもらって、
それで3%の利益が取れるのである。
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全体の売上金額が確保できるなら、
「ネット書店にもっていかれるのがイヤ」といわず、
相互補完できる仕組みをつくればいいのではないか。
もっと言えば「ロングテールはアマゾンにすべてまかせて、
ヘッドのロットの大きい部分の受注だけを、
利益としていただく仕組み」ができれば・・・
なんて考えている。
「読者の顔がより見える」という自信さえあれば、
案外やれるのではないか・・・